面取りカッター

加工後に発生するバリを取り除いたり、製品の安全性を確保したり、組立性を向上させたりするために、通常は面取り刀で加工します。面取りカッターについて、よく使用される角度は60° / 90°/ 100°/ 120°です。面取りの主な種類は「C面取り」「R面取り」「糸面取り」です。

穴面取り

一般的にボール盤でソッリドハイス面取りカッターを使用します。面取りカッターが摩耗した場合、交換するか再研磨する必要がありますが、再研磨後に面取りカッターの寿命が短くなる。また、再研磨するためには、予備の面取りカッターを別途在庫しておく必要もあります。 このやり方は材料の浪費だけでなく、ハイス面取りカッターの寿命が短いため、頻繁に切削工具を交換する必要があります。 したがって、ソッリドハイス面取りカッターは単価が安いですが、生産コストに計算すると得策ではありません。

特許取得済みの超硬ガイドデザイン

スローアウェイ式面取りカッターは超硬インサートを使用してあり、超硬インサートはハイスより硬度が高い為、寿命はソッリドハイス面取りカッターより長いです。超硬インサートの物理的特性は不安定な機械加工には適していないため、ボール盤にスローアウェイ式面取りカッターを使用することはほとんどありません。

弊社のスローアウェイ式面取りカッターはこの問題を克服するために、特許取得済みの特殊な超硬ガイドを開発してボール盤での加工を実現しました。

一枚の超硬インサートでも不安定なボール盤、ラジアスボール盤、電動ツールで使用することができるし、バリがありません。

インサートの寿命はハイス面取りカッターより長いし、円孔の真円度を実現することができます。スローアウェイ式面取りカッターを使用することで、インサートを交換するだけハイス面取りカッターを再研磨する必要がなくなります。

面取りカッターシリーズは4種類の面取り角度が60度、90度、100度、120度 を選択可能です。

-60度の面取りは、一般的にピンの穴の面取りに使用されます。面取り角度が小さいため、ピンを配置する際に位置を正確に合わせやすくなります。

-90度の面取り：一般的な面取り角度で、ほとんどの面取りや組み立てに適しています。

-100度の面取り：航空宇宙の特殊なネジの頭部の角度面取りに使用されます。

-120度の面取り：薄板にタップを切る際に浅い面取りを行うことで、山数を増やすために使用されます。

全シリーズの面取り穴径は、最小Ø4 mmから最大Ø110 mmまで、さまざまなシャンクを含んでいます。

1. シャンク：深い穴の面取り加工が必要な場合、シャンクは最大300mmまで延長できます。

2. モーステーパーシャンク：ラジアスボール盤での切削工具交換やモーステーパーシャンクを備えた装置での使用に便利です。

3. ドリルチャック用のフラットシャンク